2003年6月30日
“ファンタジー・オブ・カルメン”
小松原庸子スペイン舞踊団は1968年に創立以来日本全土、スペイン、南北アメリカ、アジア等で公演活動を展開しております。
本年5月、文化庁派遣によるASEAN・日本交流年の事業の一環として、シンガポール及びバンコクで『ファンタジー・オブ・カルメン』を上演して参りました。
この作品はスペイン各地でも大変好評を博し、数々の賞を頂いた大切なレパートリーの一つです。
出演者にはスペイン国立舞踊団のスター“マリベル・ガジャルド”を始め、クリージョ・デ・ボルムホス、ホアン・オガジャ他スペインを代表するアーティストが参加し、南風野香が“カルメン”の大役を抜擢、大好評を得ました。
舞踊団のトップダンサーも情熱溢れる舞台を展開し、立ち見まで出る両国観客の熱い拍手と声援の中、感動的な舞台を努めて参りました。
そして私たちの公演が、今世界に起きている様々な憂鬱を越え、生きる事の素晴らしさを伝える事が出来ました事を確信致しました。
又今回は、SARS問とも重なりましたが、名実共にASEAN交流年に相応しい、有意義な舞台となりました。
今後も舞踊団ではアジアにおける活動を広げて行きたいとの思いを深くしました。