数年前までは"ピレネー山脈を越えると、そこはヨーロッパではない" と言われ、古くから様々な異民族に統治されてきたスペインも、21世紀を迎えた今、ヨーロッパ連合(EU)の一員として目覚ましい発展を遂げています。今なお他のヨーロッパの各国とはひと味違った魅力的で異質の芸術を持ち、常に自分達の文化を誇りにしています。
その代表が "フラメンコ" です。
インドを発祥の地とし、数世紀にわたる長い長い放浪の末、ピレネーを越え遥かなるスペインの地を安住の地と定めた流浪の民<ジプシー>。
彼等の持つ神秘的な感性と、イスラム文化と深い関わりを持つスペイン、そしてあのゴヤ、ピカソを生んだスペインの芸術とが相まって生まれたのが "フラメンコ" です。
フラメンコこそ、まさにピレネーの谷間越えて咲き誇る「神秘の歴史」であり、「情熱の文化」です。
フラメンコは、私達に、アンダルシアの蒼い空の下に咲く紅い花の情熱を伝えます。そして神秘の静寂が私たちの魂を目覚めさせてくれるのです。
粋で陽気なスペインのアーティスト、そして小松原庸子スペイン舞踊団の若さ溢れる舞踊手達。
華やかでダイナミックに、時には妖しく、時には寂しげに舞う。
「感性の芸術」と呼ばれるフラメンコ。
「フラメンコの醍醐味」を是非ともご覧下さいますよう、ここにご案内申し上げます。
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