2008/11/20
「フィエスタ・デ・フラメンコ」はアマチュア・フラメンコ愛好家のコンクールとして、日本全国から多くの精鋭達が参加します。9月中旬から約1ヶ月をかけて、厳しいファーストステージ(予選)が行なわれ、ほんの一握りのトップチームのみが、セカンドステージ(本選)に出場できます。
藤谷さん達は、「何か新しいことにチャレンジしてみたい」と思い、今回、コンクールへの初参加を決めました。出場を決めてから予選までの短い期間に、自分達で振付を行い、練習に励みました。あくまでも「自分達らしい振付」にこだわりましたが、仕事を持ちながらの練習は、そう甘くはありませんでした。全員揃って練習出来たのは、数回のみ。それぞれのメンバーが互いに教えあい、協力しあって、仕上がった、まさに「自分達のセビジャーナス」でした。
予選は9月28日。「何とか突破したい」という強い思いを胸に踊りましたが、緊張のあまり、ハプニングも。しかし無事、予選を突破。ファイナルにコマを進めました。
予選の反省をもとに振付の微調整や、立ち位置の確認を経て迎えた10月19日、本選当日。もう「順位」のことも、何も考えませんでした。ただ、セビジャーナス本来の踊りに立ち戻って「自分達自身が踊りを楽しめるように」、そして「フラメンコ本来の楽しさを会場のお客さまに伝えられるように」。その一心で踊った、その結果の受賞でした。
「これも、すべて私達を支えてくれた皆さんのおかげ。(同コンクールは)自分達が成長できるすごく良い機会。ぜひ他の研究生の皆さんにもお勧めしたいです」と、藤谷さん達は語ってくれました。今後の活躍が楽しみです。