今回、第1回全日本セビジャーナス・フェスティバルが、6月19日、座・高円寺にて行われ大成功のうちに無事終了致しましたことをこの場を借りて皆様にご報告させて頂きます。
出場者の皆さんは年齢の幅も広く、小さなお子さんから大人の方まで、総勢22組、133名の方が参加、どの組も個性的で素晴らしい踊りばかりで、審査員の方々も「楽しく審査を行った」と言われました。日本でセビジャーナスがこんなに多くの方達に愛されているということがわかり、長年、フラメンコに携わってきた私にとりましても、とても嬉しく存じました。このフェスティバルは、来年以降も更に内容を充実させて行っていきたいと考えておりますので、その折には皆様、ぜひ参加下さい。
小松原 庸子
マイテ・プルポン、ベニート・ガルシア、
石井智子、奥濱春彦、鈴木敬子、松村哲志、志風恭子
最優秀賞 アルコイリス
グラシア賞 ラス・トルニジェリータス
セビージャ賞 スタジオ スィー
最優秀振付賞 ラス・コルドベサス・デ・アカバネ
努力賞 ワークショップZAMA
マエストロ賞 スタジオ・エランヴィタール
特別賞 ともだち列車たからもの家族号
志風 恭子(フラメンコジャーナリスト)
すべての参加者の演技終了後、審査員が集まり全員での協議で賞を決定しました。審査員の印象に残ったグループを上げていったところ、6番Studio Sí、11番Arco Irisアルコイリス、12番Las tornilleritas、13番Las Cordobesas de Akabane、15番スタジオ・エランヴィタール、22番友達列車たからもの家族号などが上がりました。その中から、それぞれの賞を決定していきました。審査員は自分の生徒のグループには投票できないことに決まっていましたが、どちらのグループも、他の審査員から名前が挙がり本人を除く全員の投票による受賞です。また9番ワークショップZAMAは日本ではあまりないおじさんたちの頑張りに、奨励賞/努力賞的なものをおくりたいという声が出て、急遽賞を作りました。なお、受賞は逃したものの、8番湘南マダームや22番ラティードスJr.も評価されていましたし、他にも素晴らしい方はいらっしゃいました。セビジャーナスの可能性の大きさと日本のフラメンコ愛を改めて感じさせてくれたこのフェスティバルが長く続くことを祈ってやみません。