6月23日、インスティトゥト・セルバンテス東京にて無事、全日本フラメンコ コンクールの本選が開催され、厳選なる審査の結果、下記の方が受賞されました。
メルセデス・ルイス
マヌエル・マシアス(セビージャ・コンベンションビューロー局長)
マイテ・プルポン
ベニート・ガルシア
志風恭子(フラメンコジャーナリスト)
テレサ・イニエスタ(インスティトゥト・セルバンテス東京 文化部長)
【優勝】
屋良有子
【2位】
松 彩果
【3位】
青木ルミ子
【審査員特別賞】
伊藤千紘
【努力賞】
出水宏輝
撮影:大森有起
今回は、おそらく日本で初めての、年齢制限のない、フラメンコ舞踊コンクールでした。そのおかげで、ベテランのプロの方々から、若手まで幅広い層の方々にご参加いただけました。スペイン人の審査員の方々も驚く、非常にレベルの高いコンクールだったと思います。
16日の予選において、20人の出場者の中から12人の決勝進出者を決定するのも非常に難しかったのですが、23日の決勝はそれに増して、どの方もそれぞれに素晴らしく、受賞者の決定は非常に困難を極めました。最初から審査員全員が同じ意見だったわけではありません。が、審査員それぞれが、受賞候補者に対する見解、その根拠などを述べるうちに、候補者は数人に絞られてきました。それで一旦、合意した結果は、コンクールの要項と違うところがあったため、主催者に確認したところ、やはり当初の予定通り、要項にあるようするべきだ、ということで、再び、話し合いを始め、全員合意の上、今回の結果を出すに至りました。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。
そして賞は逃したものの、素晴らしいパフォーマンスを見せてくださった全ての出場者の皆さんにも、お祝い申し上げます。
日本のフラメンコが確実にレベルアップしていることを証明してくださった皆さんの熱いフラメンコを今後また見続けていきたいと思っています。
志風 恭子