私達舞踊団の歴史に残る「ゴヤ-光と影-」、1983年芸術祭大賞に輝き、外国人舞踊団として始めてのスペイン公演も大成功を収め、センセーションを巻き起こしました。
今回の上演は“ゴヤ”の名画を通して現代の様々な問題を考え、常に美の尊さを追求し続け、80歳を過ぎて尚「Aún aprendo」“それでも学ぶ”の言葉を残された巨匠ゴヤの心を、我々の芸術への創造に反映したいとの思いを込め、創立35周年を機に再演する事と致しました。
第二部は「セビージャの夜」と題し、アンダルシアの粋と情熱をホアンホセ・アマドールの素晴らしい歌に乗せ、スペインからのアーティストと舞踊団のトップダンサー達がその技を競う楽しい舞台です。
皆さま、是非ぜひいらして下さいませ。
小松原 庸子
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第一部 Primera Parte |
華麗な宮廷画家にして凄惨な暗黒の画家
天国と地獄の同居する
運命の画家“ゴヤ”の見つめる人間の条件の永遠の悲惨
その芸術と生き方は 時代と国境を越えて今 私達の心を強く撃つ
これまでの舞踊生活の集大成とも言える“ゴヤ―光と影―”
小松原庸子が全力を注いだ“ゴヤの世界”
スペイン公演に於いては
『絵画的に美しく“ゴヤ”の哲学までに理解した作品』
と各方面より激賞を浴びた
LA LUZ 光
栄光に満ちたゴヤの半生に光をあてる
LA SOMBRA 影
ゴヤの後半生に光をあて、その内に垣間見えるゴヤの真実の姿を追う。
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第二部 Segunda Parte |
セビージャの夜 NOCHE DE SEVILLA
パルマスと同時に幕が開く。
舞台奥から前面に向かって男達のリズムが大きくなる。
舞踊手達のサパテアド、ギターのソニケテ。
いやが上にも盛り上がるフラメンコならではのリズム、リズム、リズム! |