2006年幕開けにスペインが誇るアーティストが大挙来日し、素晴らしい舞台をお送りする事となりました。スペイン国立舞踊団のスター、マリベル・ガジャルドを始め、現代フラメンコの革命児と云われる鬼才“イスラエル・ガルバン”。伝統を継承しつつ、今を創造するクリージョ、マルコ・バルガス、ダニエル・ブラボ、歌手陣にはファン・ホセ・アマドールを筆頭にロサリオ・アマドール、ナタリア・マリン等々一堂に会した“素晴らしきフラメンコ”はフラメンコの神秘と情熱の真髄を観て戴けるものと存じます。
そして永い間の構想を経て始めて取り組むギリシャ喜劇“女の平和”
2005年の今も昔も変わることの無い様々な争い、アリストパネスが笑いの中に託した悲痛な思いをどのようにフラメンコに表現するか、一生懸命です。
音楽には一昨年の来日で鮮烈な感動を受けた、ドランテが新しく作曲。
異才イスラエル・ガルバンによる新機軸の振付、クリージョ、マリベル等異なった才能が日本で如何に開花するか、舞踊団一同新しいドラマティック・フラメンコの創造に一所懸命の毎日です。
皆様是非観にいらして下さい!
小松原 庸子 |