ドゥエンデ・デル・フラメンコ - DUENDE DEL FLAMENCO -
スペインが誇る国民的詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの美しい言葉と詩、そして彼のドゥエンデ(妖しい魅力)に迫る作品。
- ドゥエンデは足先から身体を伝ってやってくる -
- 確かな言葉の叙情の力を借りて初めて情熱は情熱となる -
マドリッド、マラガ及びニューヨーク、シンガポールでの公演を果たし、各国で多くの人々に感動を与え、フラメンコの素晴らしさを伝えた。
■■作品内容■■
三つの河のバラード BALADILLA DE LOS TRES RIOS
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グァダルキビル河はオレンジとオリーヴの木々の間を流れる。
グラナダの二つの河は、雪から小麦へと下る。
・・・・・
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カスタネット CROTALO
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娘達は打ち鳴らす。恋を、喜びを。
カスタネットのリズムにのせ。
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暗いタブラオでラ・パララ 死と話し続ける。
彼女は死を呼ぶ、死は来ない、もう一度呼んでみる。
人々は嗚咽を吸い込み、緑の鏡の中では絹の長い裳裾が動いている……
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アントニト・エル・カンボリオの死 MUERTE de ANTONITO EL CAMBORIO
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アントニオ・トルゥレス・エレディア、固いたてがみのカンボリオ、緑の月の褐色の男
男らしい石竹の声よ。
誰がお前の生命を奪ったのだ グァダルキビルの岸近くで?
三度血がほとばしり 横顔を見せて彼は死んだ。
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シギリヤのパソと舞い EL PASO DE LA SIGUIRIYA Y DANZA
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黒い蝶の舞う中を、肌浅黒い乙女が行く 霧の白い蛇を連れ。
光の大地、大地の空。
……
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そこで俺は女を河へ連れて行った
ほんとの生娘だと思い込み、ところが夫があったのさ。
それはサンティアゴの夜のこと ほとんど合意の上だった。
カンテラが消え こおろぎたちが灯かりをつけた。
……
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さらにその後では Despues
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時の創った迷路が消える
願いの泉 心も消える
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